頭痛に悩む２０代女性の意外な原因

１０代の頃から週に２～３回の頭痛に悩まされていた女性患者。

薬が手放せない状態で、時には仕事を休むこともあったとか。

頭痛薬を飲む頻度も増え、効果も薄れてきたと。

頭痛も様々な原因があるので、まずは問診で絞り込んでいく。

緊張型の頭痛を疑い、筋筋膜のトラブル箇所を探す。

結果的にこの患者のケースは下頭斜筋と言う後頭部の下部の過緊張が原因だった。

この下頭斜筋が過緊張を起こす原因はいくつか考えられるが、

この患者は上肢が大きく影響していた。数回の治療で上肢や肩周囲の筋を緩めていくと

徐々に頭痛の頻度が減り、今では２週間に１度あるかどうかのレベルになり

薬を飲むこともなくなったと。まもなく頭痛から卒業できそうだ。

使用頻度の高い上肢は様々な症状の原因に絡むことが多い。

実際、痛みが完全に取りきれないケースで上肢のケアにより消失することも少なくない。

緊張性の頭痛だからと言って、首や肩周囲だけを診ていては改善できない。

慢性的な頭痛でお悩みであれば一度ご相談下さい。