椎間板ヘルニア　４０代男性のケース

主訴は右側臀部から下肢にかけての鈍痛と突っ張り感。

痛みの為仕事も休んでいるという。

整形外科で「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され、注射や湿布、痛み止めなどを

繰り返したが改善の兆候なしと感じ当院へ。

患者から「整形ではこう言われこんな治療を…」と説明を聞いていると

どうやら患者自身も整形外科の対応に漠然と疑問を抱いている様子が伺えた。

 

 

患者からの説明はさておき、私自身の見解を伝えながら痛みの状態を確認する。

「椎間板ヘルニアと今出ている症状は関係なさそうですね」と伝えると

患者は「？？？」な表情を見せる。

細かい説明をしながら、検査に反応した僧帽筋を座ったまま緩める。

一旦手を止め、一度立って状態を確認してもらうと

「あれ！？だいぶスッキリしている！」と。

まだ「？？？」な表情は残るものの、説明と治療を終えた時には

「ヤバイ！」の一言（笑）

痛みは１０⇒４程度に緩和した。

治療では腰部に一度も触れていないのを確認し、

患者自身も症状と診断の不一致に納得したようだ。

 

まだ数回の通院は必要だが「うちの嫁の腰痛も診て下さい！」と

明るい表情で院を出ていった。

治療家としてやりがいを感じる瞬間だった。