みどり市から。腰痛と足のしびれに悩む女性

５０代女性。数年前から足のしびれに悩まされているという。

腰痛はそのかなり前からで２０年以上と。

整形外科に行けばレントゲン、MRIで腰の骨と骨の間が狭くなっているので

いよいよは手術と言われ、人の紹介であちこちの治療院やマッサージを試してきたらしいが

これといって効果を感じることも無かったと。

 

詳細を聞いてみると、とにかく動き出しが酷いと。

座っても立っても横になってもその時はなんともないけど、しばらく同じ姿勢をしたあとに

動くのがかなり辛いらしい。具体的にどこが辛いのかを聞くと、長い歴史のせいかはっきりしない。

首と腰と背中と・・・全体的？かなという返答だ。

しびれに関しては、ほぼ常時気になるが座りっぱなしだと酷くなるという。

骨と骨が狭くなっているからもうだめでしょうか？手術すれば治るのでしょうか？と質問してくる。

 

 

ひとまず骨の問題は置いといていくつか動きを交えながら状態を確認。

体中あちこちに筋硬結や過緊張が見受けられる。相当無理してきたようだ。

まずはしびれの原因となる部位を探ってみる。

すぐさま容疑者を発見！前斜角筋だ。これは首の深い所にあるものでしびれには関係の深い筋である。

前斜角筋を試験的にリリースすると足の感覚が明らかに変化する。

感覚が鈍く何かに包まれているような感覚から、自分の足！ピリピリするけど自分の足！と感覚が変わる。

 

頑張り屋さんで相当な無理が祟ったようだが、回復の兆しに笑みがこぼれる。

前斜角筋を中心にその他共犯となる筋も緩めていく。

シビレ感は１０から６程度に軽減。

まだ問題は山積の身体ではあるが、回復の兆しが見えたこと表情もだいぶ明るくなったように見える。

 

回復にはもう少しかかりそうだが、痛みの変化と共に患者さんの表情が変わるのは凄く嬉しいことだ。

 

詳しくはあえて話していないが、次回、次々回には気付くだろうか

腰部、骨と骨が狭くなっているから・・・が症状とは無関係なことを。