五十肩　50代女性のケース

整形外科にて五十肩と診断された50代女性が来院しました。

診断され３カ月程度リハビリも改善の兆しがないとのこと。

 

詳しく診ていくと

右腕の結帯動作に制限があり、三角筋の前部辺りに痛みを訴える。

内職をしているらしいが、その荷物を動かす際に不便をしているらしい。

 

まず五十肩に多い腕橈骨筋をチェックするとかなりの緊張状態である。

その部位を押圧したまま結帯動作を試すと８割程度制限が解除される。

本人もびっくりですが、主犯は「腕橈骨筋」で間違いなさそうだ。

 

 

腕橈骨筋をリリース後、その他の容疑者をリリースすると

ほぼ１０割動きが回復した。当然痛みもない。

本人は３カ月のリハビリを思い出し、かなりご立腹のようだ。

 

発症から３カ月以上経過していることもあるので

もう１～２回施術とその他のチェックが必要の旨を伝えると

「え！？そんなちょっと！？」と（笑）

 

次回はもう少し細かなチェックをしていこうと考えている。

時間と共にひとつのトラブルはあちこちに波及していくことが多い。

そう考えると身体のケア・メンテナンスはやはり重要である。