３０代男性が引越し準備でギックリ腰。

みどり市から来院した３０代男性。

引っ越しのための荷造り中に腰を痛めてしまったらしい。

ギックリ腰は過去にも二度ほど経験があるという。

 

体を真っ直ぐに立つことができず、腰を曲げた状態のままである。

真っ直ぐにしようとするとズキッと苦しくなるほどの痛みがあるらしい。

痛みが出るのは腰部でも上の方、背中に近い所が広く痛むと。

 

何はともあれ痛みからくる可動制限をなんとかしないと。

検査をするにも痛みが強いのでなるべく問診で状況を詳しく聞きとってみる。

痛みのきっかけは重い荷物ではなく、幅のあるパーテーションに手をかけた時らしい。

 

いくつかの筋に容疑をかけ、検査をしていく。

するとすぐさま重要参考人（筋）を発見！

広背筋だ。

 

 

まずは広背筋をリリースすると体が真っ直ぐになった。

この時点で痛みは３割程度まで減った。

その他関連筋を調整し、変化を確認。

痛みはやや残るものの可動制限はほぼ無くなった。

 

腰部には一度も触れることなく、その間約１５分程度だった。

本人はてっきり腰をやってしまったと思っていたので

その変化に目を丸くしていた。

「腰じゃなかったなら、もう安心！」と本人談。

そんなハズもなく、しっかりと説明をして帰した。

 

日頃の筋疲労が積み重なって招いた結果である。

痛みで困る前にしっかりと身体のお手入れをするべきだと思う。