桐生市から慢性的な肩こりの２０代女性

桐生市から慢性的な肩こりの２０代女性が来院された。

学生の頃からの悩みで、かれこれ１０年ほど経過していると。

 

接骨院や治療院などいくつも試したが結果改善できずで困っていると。

現状を詳しく聞くと、肩首はいつも鎧を羽織ったような感じで

酷くなると苦しくてたまらないと。案の定頭痛も頻繁にあるらしい。

 

今回は過去どんな治療を受けてきたのか尋ねてみた。

電気や低周波、肩首の揉みほぐし、首の矯正、骨盤の矯正・・・etc

 

それはさておき、症状を詳しくチェックする。

頸部前方突出があり、頸部の屈曲（天井をみる）や左右の側屈（傾ける）に痛みは伴わないが

かなりの可動制限がある。両腕もまっすぐ上げることができない。

 

捜査を開始。するとかなり多くの容疑者がいるようだ。

その中で主犯格を特定した。

胸筋（大胸筋・小胸筋）だ。

 

 

ここをリリースすると屈曲制限が解除された。この時点で首がだいぶ軽くなったようだ。

その他容疑者多数なので割愛するが、頭痛を抑えるために後頭下筋や頭斜筋を調整する。

 

５日後二回目の来院で、上肢や広背筋等残りの容疑者も処理していく。

併せて胸筋もリリースをする。

 

７日後三回目の来院。

鎧は無くなって、頭痛も軽めのが二回ほどあった程度だという。

１０年来の症状なのでこれで完了とはいかないが、適度にお手入れを継続すれば

初めのような症状は消えるでしょう。

 

ここで重要なのは、症状が消えたからもう大丈夫！ではなく

同じような負担を繰り返さないための工夫や症状が出ないようお手入れが大切になってくるのだ。